クック諸島ってどんなところ? 基本情報
ここではクック諸島に関する基本情報をご紹介しています。
島々 Islands
200万平方㎞の海域に咲く、15の可憐な島々。
クック諸島は15の島々で構成されているが、個々の島は赤道寄りにある「ノーザン・アイランズ」と、更にその南にある「サザン・アイランズ」に分類されている。ノーザン・アイランズには6つの島があり、「スワロー島」や「プカプカ島」など、面白い名前が付いた島がある。「スワロー島」はスチーブンソンの『宝島』のモデルになったと言われている。サザン・アイランズには、国際空港のある「ラロトンガ島」や、美しいラグーンで有名な「アイツタキ島」などがある。日本から観光で訪れるなら、まずはアクセスも良く、見どころ満載のサザン・アイランズから旅してみよう!
国内の移動 Domestic
国内の移動も至って楽チン。
国際線でラロトンガ島に到着したら、同じ空港から国内線「エア・ラロトンガ」で他の島へ移動できる。と言っても、クック諸島全ての島にルートがあるわけではない。ラロトンガに次いで最も多くの旅行客が訪れるのが「アイツタキ島」だ。抜群の透明度のラグーンで有名なこのアイツタキ島へは、国内線で約50分の快適なフライトで行く事ができる。ラロトンガとアイツタキ間は毎日数便が運航しているので、日帰りも可能だ。その他に、この島にしか生息しない珍しい鳥が住む「アチウ島」へも国内線で移動できる。うまく曜日をつなぐと、ラロトンガ島ーアチウ島ーアイツタキ島の3島周遊も設定可能だ!
通貨と両替 Currency
クック諸島の可愛らしい通貨はお土産にも最適!
クック諸島の通貨は、ニュージーランド・ドルとクック・アイランド・ドルがあるが、実際に流通しているのは主にニュージーランド・ドル。首都アバルアの銀行でも両替できるが、少額であれば日本を出発する際やオークランドで両替しておいた方が便利。クック・アイランド・ドルのお札は南国らしいデザインで、クック諸島の伝説をモチーフにした3ドル札が面白い。世界でも3ドル紙幣があるのはクック諸島だけで、お土産にも最適だ。三角形の硬貨も可愛らしい。またクック諸島は記念通貨の生産国としても有名。「ハロー・キティ」や「銀河鉄道999」「北陸新幹線」の記念通貨も製造している!
滞在・入国 Immigration
楽園へのゲートウェイ。
日本の国籍を持つ人がクック諸島に入国する際には、有効期限(滞在期間+6ヶ月)のあるパスポートと出国用の航空券があれば、31日間までビザなしで滞在可能だ2019年10月1日より、ビザ免除国からの訪問者は、ニュージーランドの渡航前にETA(電子渡航認証)が必要となった。滞在の延長は現地で1ヶ月毎に行え、最大5ヶ月まで延長できる。ニュージーランドのパスポートをお持ちの方は無条件に90日までの滞在が認められる。日本からの国際線はニュージーランド航空の利用が便利、成田ーオークランド間を毎日就航、クック諸島へもそのまま乗り継げる便がある。また、タヒチからはエアタヒチが週1便(夏期は2便)運航している。また、入国に際しては宿泊先の提示が求められる。
道路と運転 Driving
陸路の移動は超簡単。
楽園、クック諸島(主にラロトンガ島)での運転は極めて簡単だ。
車は右ハンドルで左側車線を走行する(日本と同じ)。町の中心部の最高速度は40㎞で、それ以外は50㎞となっている。クック諸島でレンタカーを借りるには、日本の運転免許証と国際免許(有効期限6ヶ月以上)が必要。飲酒運転は厳罰に処されるので要注意。スクーターに乗りたい人は、借りる際に簡単な講習が必要。車を運転しない人には島を1時間で1周する路線バスが簡単でお勧め。手を挙げれば島のどこでも止まってくれ、どこでも降りることができる。島の一周は約32kmで、誰もが簡単に島の道のエキスパートになれる!
電気・通信 Electricity
予想以上に整った通信インフラ。
クック諸島の電圧は230V/50Hz。プラグはニュージーランドと同じOタイプ。郵便局では、クック諸島だけでしか見つからないカラフルな切手を販売している。郵便局は月曜日から金曜日まで、朝8時から夕方4時まで営業。また、クック諸島テレコムを経由して、国際電話、携帯電話、ファクス、インターネット(ブロードバンド対応)を利用可能です。また、多くのホテルがインターネットへの wifi アクセスを導入している。主要ホテルでは、ホテルのフロントやブティックで時間単位のアクセス権を購入する事ができる。(因みに写真は「今生と他の世界とを結ぶ場所」と言われる『ブラックロック』という風光明媚な景勝地)
治安 Public Safety
誰もが誰をも知っている。抜群に良い治安。
クック諸島は治安が良いことでも有名だ。クック諸島全体の人口が約18000人、首都アバルアのあるラロトンガでも12000人しかいない。誰もが誰をも知っている島では、犯罪の発生率は極めて低い。また、島の住民の80%以上が敬虔なクリスチャンで、毎週日曜日のミサに通う。島の若い子でも、食事の前にはお祈りを欠かさない。少しシャイで、それでも人なつっこい島の住民は、どこか日本の田舎の風景にある人々にも似ている。クック諸島を一度でも訪れたなら、クック諸島の本当の魅力がそこに住む温かい人々である事に気付き、また再びこの地を訪れたいという気持ちになる事だろう。